Image1181.jpgなんかもうすぐ自販機で煙草買うのも登録しなければ買えなくなるらしい。近い将来、こんなことになったらどうしよう。

短編ドラマ「トムとシガレット」

出演:トム ウェイツ 6X歳(201X年現在)

~~201X年1月、京都は烏丸丸太町東南角にて~~
トム:「久しぶりに京都に来たら店の名前、変わってるじゃねえかっ!『純子の小部屋』?愛想の悪いホステスじゃ俺のジョークも冴えないしなっ!昔俺が作った『WARM BEER AND COLD WOMEN』を地でいきやがって・・・。タバコでも買ってホテルに帰るか~。」
~~トム、横断歩道を渡り向かいのコンビニに入って行く。~~
店員(元マスター):「いらっしゃいませ。」
トム:「あっ、おまえはっ!こんなとこで何してんだっ?」
店員(元マスター):「トムさん、どうもご無沙汰してます。不景気なもんで店やめて今はフリーターしてるんですよ~。最近はこのコンビニで働いているんです。」
トム:「なんか大変そうだな。大丈夫か?それにしてもあの時は世話になったな。それはそうとラッキーストライクを1カートンよろしく頼むぜ。」
店員(元マスター):「すみません、タバコ免許証を拝借します。お持ちですか?」
トム:「ああ、入国の時、申請して手に入れたよ。どうなってるんだ?この国は?これがなきゃ買うのも吸うのも出来ないのかっ!?まったく馬鹿げてるぜっ!」
~~店員(元マスター)、おもむろに免許証を機械に通す。~~
店員(元マスター):「あっ、トムさん、残念ながらお売りすることは出来ません。この免許証、禁煙モードになってますよ。」
トム:「なんだっ?その禁煙モードっていうのは?」
店員(元マスター):「タバコ免許証の携帯サイトで何かボタン、クリックしませんでしたか?」
トム:「そういえばさっきのバー、あまりにも愛想悪かったんで、携帯ばかりいじってたからな。」
店員(元マスター):「禁煙モードっていうのは政府が禁煙を推奨してるので、申請したら即座に免許が停止するシステムなんですよ。しかもそのボタン、一度クリックしたら1ヶ月、どんなことがあっても買うことも吸うことも出来ないんです。もし見つかったら警察に摘発されますよ。」
トム:「なんだそりゃ。俺は構わんから売ってくれっ!」
店員(元マスター):「駄目ですよ~。売る方も罪になりますから。トムさんは今、タバコ免停状態です。自動車免停30日と一緒ですよ。」
トム:「いい加減にしろよ~。何とかならんのかっ!」
店員(元マスター):「ホント申し訳ありません・・・。あっ、これなんかどうですか?『こどもたばこ』・・・。煙は出るけどニコチン、タール0mgです。まあ『こどもびいる』と同じ発想ですね。いちご味、バナナ味、抹茶味がありますがいかがですか?」
トム:「う~ん・・・。いちご味かな?」
店員(元マスター):「ありがとうございますっ!一箱100円、1カートンで1000円いただきます!」