kimurashow2.jpgスローハンド、マンスリーライブでおなじみの木村三郎氏の単独2DAYSライブ。
第一部は一人芝居「当世場末師匠伝」、第二部は「歌謡ショー~木村三郎おおいに唄う」といった内容でした。
思えばずいぶん前に僕が酔っ払ってか「一度、舟木一夫とか橋幸夫が南座でやってるような芝居と歌の二本立てのライブしてみたら~?」と無責任に彼に言ったことがありました。チケットは両日とも売り切れ。木村氏は芸にうるさい人なのであれこれと大変なことになるな~と思っていた前日、ぼくはプレッシャーのあまり「群発性頭痛」の再発となりました(当日はおさまりましたが)。あぁ~そんな無責任なこと言わなければよかった。
初日は午後1時よりリハーサル。木村氏の照明、音響の細かい指示は想定の範囲内でしたが、タイミングを逃したり機器の操作ミスで芝居がだいなしになるというプレッシャーからかなりの緊張。自分のライブでもここまでのことはないのに~。
kimurashow.jpg芝居は1時間、綿密に推敲された台本をもとに場面ごとに何役もこなすという高度なものでした。内容は木村三郎の名前の由来を通して彼の場末の芸についてのメッセージがこめられていました。素晴らしい!お客さんも魅せられながら彼のメッセージも熱く受け止めていました。
第二部はマンスリーでおなじみのライブショー。第一部であれだけしゃべったのにすばらしい歌唱。ギターの音、タイム感もバツグン。お客さんも木村フリークばかりなので楽しみ方をわかっているので当然盛り上がります。
すばらしいライブでした。
これが一日でなく二日連続です。彼の恐ろしい底力を見た思いの二日間でした。